[ICC2019] トッテナム・ホットスパー vs インテル

インターナショナルチャンピオンズカップ2019

Tottenham Hotspur 1 – 1 Internazionale Milano

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム

得点
 3分:ルーカス・モウラ(spurs)
36分:ステファノ・センシ(Inter)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン(63’ソン)、モウラ(79’エンクドゥ)
MF エンドンベレ(79’ホワイト)、ウィンクス(63’スキップ)、ラメラ(79’パロット)、シソコ(46’エリクセン)
DF ローズ(79’ジョルジュ)、フェルトンゲン(46’アルデルヴァイレルト)、サンチェス(79’タンガンガ)、ウォーカー=ピータース(79’マーシュ)
GK ロリス(63’ガッサニーガ)
sub:ホワイトマン、オースティン

インテル
FW ペリシッチ、エスポージト
MF ダルベルト、ガリアルディーニ、ブロゾビッチ、センシ
DF カンドレーヴァ、デフライ、シュクリニアル、ダンブロージオ
GK ハンダノビッチ
※交代、控えは割愛(シーズン始まったらちゃんとやります)

開幕戦はこの形か

今日もポチェッティーノこだわりの4-3-1-2がスタートの形。後半からは4-2-3-1になっていたので、オプションをより深めるチャンスとしてスリーセンターを使い続けているのならいいのですが、開幕戦もこれで行きそうな予感がしてきました。これまでのプレシーズンより交代までの時間が長く、実戦を見据えてきたなという感じ。

ホームでの試合だっただけに、立ち上がりからアグレッシブに入ったのはスパーズ。ほとんど何もさせないままに、モウラが決めてしまいました。ソンのカットインからの左足のように、中央右寄りから縦に抜けて右足一閃というのはモウラの得意技として確立されてきた。プレシーズンのチーム内得点王はルーカス・モウラです。

いつもよりこのフォーメーションがましに見えたのには2つ理由がある。まずはラメラ。いつも通りトップ下で起用されると生き生きする。早い段階から下がってボールを引き出してはビルドアップを助けていた。間でフリーになるのは本当にうまいので、これが出来ると攻撃がスムーズになる。ただ、手放しに褒められないのはラメラには継続力がないから。今日は序盤はよかったのに、集中力がないのか途中から前で待つようになり、徐々に存在感を失って交代となってしまった。公式戦ではそうならないことを願うよほんとに。

もう一つにはスパーズ式4-3-1-2の弱点として各チームに狙われてきたサイドのスライド問題だけど、これは今日のインテルのサイドチェンジの質の低さにより露呈しなかった。ロングパスが後ろに飛びすぎたり、そのままタッチラインを割ることが多くて、タイミング的には悪くなかったサイドチェンジが攻撃を終わらせる要因になっていた。決してうちの守備のおかげではなかったけれど、そのおかげでこれまでほどひどくは見えない試合だった。

あとはエンドンベレのコンディションが上がってきているのは好材料。スリーセンターみんなが低い位置に構えているとボールを前に運べなくなるのだけど、エンドンベレは意図的に左高めの位置をとっていた。まだあまりパスを引き出せてはいなかったけど、ボランチが3枚いるなら高い位置をとる選手がいることは必須。ボールが入れば何かやってくれそうな期待感はあったので、もっと馴染んでくれば機能する可能性は感じられました。

終盤はもうメンバーが代わりすぎて得点の予感はなくなっていて、左のエンクドゥ、ジョルジュのドリブルコンビは元気に前を目指していたけど、それだけ。ガッサニーガが頑張ってくれたPK戦も勝ち切れず、敗戦です。

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気になった選手たち

カイル・ウォーカー=ピータース
プレシーズンで出番のなかったオーリエ、そもそも開幕戦は出場停止だったフォイスの負傷離脱を受け、よほどのことがなければ開幕戦のスタメンはこの人。今日はかなりアピールできたのではないでしょうか。スピードを生かした守備対応もそれなりにやれていたし、ロングボールの受け方でテクニックも見られた。トリッピアになくてオーリエにあったものはドリブル力ですが、ウォーカー=ピータースも良いドリブルを見せていた。そして全体的にオーリエより知的です。ドリブルすべきタイミングとそうでないタイミングはよくわかっていました。

懸念点はKWPとローズがサイドバックを務めると、サイズが急に小さくなること。対角線のクロスに弱くなりそうなことが心配です。ボランチはウィンクスだし。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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