[PL]第1節 トッテナム・ホットスパー vs アストン・ヴィラ

2019-2020 プレミアリーグ 第1節

Tottenham Hotspur 3 – 1 Aston Villa

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:5勝2敗1分(勝率:63%)

得点
 9分:ジョン・マッギン(Villa)
73分:タンギ・エンドンベレ(Spurs)
86分:ハリー・ケイン(Spurs)
90分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン、モウラ
MF エンドンベレ(92’スキップ)、ウィンクス(64’エリクセン)、シソコ、ラメラ(88’エンクドゥ)
DF ローズ、サンチェス、アルデルヴァイレルト、ウォーカー=ピータース
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、オーリエ、ダイアー、ワニャマ

アストン・ヴィラ
FW トレゼゲ(59’ジョタ)、モラレス(74’コジャ)、エル=ガジ
MF グリーリッシュ、ハウリハン(82’ルイス)、マッギン
DF テイラー、ミングス、エンゲルス、エルモハマディ
GK ヒートン
sub:スティア、ターゲット、ランズベリー、コンサ

危うい雰囲気はありましたが、なんとか逆転で白星スタートを飾りました。

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結局は地力の差

試合のレビュー遅くなってすみません。出かけていました。

プレシーズンでなんとなく見えていた通り、トッテナムは4-3-1-2を採用します。新加入のエンドンベレはスリーセンターの左に入ってプレミアリーグデビューです。デットラインデイに獲得したロチェルソとセセニョンはメンバー外です。個人のコンディションもチーム戦術の確認もあるので、まだ少しかかるかもしれません。セセニョンは怪我もしているようです。

大型補強のヴィラは新加入選手がスタメンの6人とベンチに4人です。もはや昨シーズンとは別のチーム。これだけ入れ替わってしまうとまとまるまでに時間がかかるだろうし、その間に成績が振るわなければ自信を失ってしまうという悪循環に陥る可能性もなくはない。早めに勝ち星を挙げておきたいですね。

さて、試合はそんなヴィラにあっさり先制されました。ロングボール一本に抜け出したマッギンのゴール。ラッキーゴールではあったけど、このマッギンとグリーリッシュの2列目がヴィラの要です。スパーズも2年ほど狙い続けているグリーリッシュはいい選手だった。ドリブルも出来るし視野も広い。キャプテンシーも見られました。今年これはかなり値上がりしてしまうでしょうね。

ポゼッションはほとんどトッテナムのものだったけど、前半はまるでいい攻撃ができていない。やはり4-3-1-2に希望は見えない。プレシーズンに比べると、高い位置で幅を取るサイドバックに早めにインサイドのシソコとエンドンベレがサポートに行っていて、孤立させないようにはしていたけど、中央のラメラはまたツートップに被ってしまうポジションを取るので、単調なクロスしか繰り出せず、モヤモヤする前半でした。

後半にラメラを左、シソコを右に置いたフラットな4-4-2にしてからは流れが良くなってきた。中央の渋滞感もなくなり、サイドの崩しも出来てきた。しかしまだ最終局面でのアイデア不足によりゴールにまで及びません。結局、流れを変えたのは64分のエリクセンの投入でした。トップ下に入るも常にスペースを探して動き回ってボールも選手も動かしていく。ラメラはこのエリクセンのオフ・ザ・ボールの動きを学べば覚醒するのになと思うよ。

エンドンベレの豪快なミドルを皮切りにケインが2点を挙げて逆転です。エンドンベレはスパーズ初ゴール&プレミア初ゴールを記録し、ケインも多分開幕戦でゴールを決めたのは初めてです。後半はほとんど一方的な展開で、時間の問題の逆転劇ではあったけど、試合の入りが悪い癖は直していかないとこんな毎度毎度都合よく勝ててはいかなくなる。ポチェッティーノはいつまで4-3-1-2にこだわるのだろうか。

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新しい試みが見られた

去年は主に4-3-1-2と4-2-3-1の併用にたまにうまくいかないスリーバックを試していたが、今日は新しく4-4-2を使ってきた。エリクセンが入る前でも若干流れは良くなっていただけに、今後も使われそうな気がする。少なくとも現状ではスリーセンターよりまし。

それから後半途中で気がついたので、いつからやっていたのか曖昧ではあるけど、ウォーカー=ピータースを攻撃時にインサイドでプレーさせる、グアルディオラのような偽サイドバックにもチャレンジしていた。まだ良し悪し言えるほどに見てはいないけど、一人で突破していけるようなタイプではないので、これは面白い試みだなと思った。

最終的にエリクセン頼みになってしまっていのは大きな不安要素ですね。プレミアリーグの選手登録期間が終わったとはいえ、まだまだ移籍の可能性は残っている。これはアリやソンが復帰したら解決するようなものではないので、チーム全体でどう攻撃に変化をもたらすかを考えないといけない。エリクセンの任せてきたツケが出てしまっている。

あとはベンチ外となったフェルトンゲンについても気になるところ。どうやら負傷ではなく「使わなかった」だけらしい。スタメンを外れることに納得がいかなかったからという報道もあります。去年はアルデルヴァイレルトが開幕戦でスタメンから外れていて、同じような状況でした。問題がないことを願うばかり。シーズンは長いから、全員の力が必要なんだよ。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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