「距離」を測るための戦い vs マンチェスター・シティ

2試合目にして早速のビッグマッチ

2連覇中のシティホームへ乗り込みます。

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今年も盤石だ

一昨シーズン前にプレミアリーグ史上初となる勝点100を達成し、圧倒的な強さを見せると、昨年はリヴァプールの猛追があったとはいえ、勝点98で連覇を果たしたマンチェスター・シティ。トッテナムからすると遠く及ばぬその力に、今年はどこまで食らいついていけるのか。開幕戦もヴィラ相手に苦しんだスパーズを尻目に、シティはウェストハムに5-0で勝ち、リヴァプールはノーウィッチに4-1で共に快勝でした。

落ち着いているように見えた移籍市場でも、終わってみればアトレティコからロドリを、ユヴェントスからジョアン・カンセロを獲得するなど、きっちりお金を使い、ピンポイントな補強は行なっている。大幅な改革ではないだけに昨年に上澄みする形で開幕から間もないこの時期でも圧倒的に強者であることは間違いありません。

弱点らしい弱点は見当たらない。まず気をつけないといけないのはシティが得意とするディフェンスラインの裏をとる動き。相手陣内に入ってから、横パスを軽めに回し隙を伺っているかと思えば、突然のワンタッチパスでスピードを上げて裏を取ってくる。スパーズはプレシーズンからこれに近いワンタッチパスで中央を割られる場面が何度かありました。相手はその技術が世界一高いチームです。どう防ぐのかという具体的なアイデアは浮かばないけど、横パスの時間に集中力を切らさないこと、シティの狙いはそこにあるから。

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守備に人数をかけられるように

ヴィラ戦も結局4-2-3-1にしてから得点を奪うことができましたが、あの試合に関してはフォーメーションのせいだったというよりは、エリクセンが入ったことの影響力が大きかった試合でした。今日もスタートはおそらく4-3-1-2なんだろうけど、プレシーズンからやっているような守備ではシティを抑えることはできません。

というのも、この形にするときは常にカウンターが頭にあり、前の1-2の戻りが遅い傾向にある。前線で奪われた後の切り替えは個人個人できていて、自分のエリア周辺での守備はヴィラ戦でラメラがグリーリッシュから奪ってケインのゴールにつながった場面のように良いのだけど、早めに運ばれてしまった時に戻ってこないことが多すぎる。そうすると弱点であるサイドの揺さぶりに対応できなくなり、ずるずると引かざるを得なくなってしまう。

今、シティに狙い目があるとしたら、加入間もないロドリのところ。相手のアンカーを抑えるためにうちのトップ下をマンマークにつけるのなら、ツートップの一角はサイドに入り守備時には4-4-1-1になるように動かなければなりません。もちろんシティがサイドバックを攻撃に使わずに、インサイドに使う擬似サイドバックで来るのなら臨機応変な対応を。

ソンが今日まで出場停止で出られないのは本当に痛い。攻撃的なカードでいえば計算が立つのはエリクセンとラメラの先発しなかった方だけで、あとはエンクドゥくらい。もしロチェルソがメンバー入り出来ていたとしてもそれに頼ることはできない。対してシティは交代枠3枚じゃ足りないくらいに充実しているその辺の違いも時間が経つほどに効いてくるでしょう。

アウェーのシティ戦の戦歴は非常に悪いらしいですが、こんなシーズン序盤で絶望的な差を感じるような試合にはなってほしくない。今年こそ、我々はビッグ2に挑戦状を突きつけないといけないのだから。

キックオフは日本時間25:30です。

トッテナム・ホットスパー:予想フォーメーション
FW ケイン、モウラ
MF エンドンベレ、ウィンクス、シソコ、エリクセン
DF ローズ、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルト、ウォーカー=ピータース
GK ロリス

マンチェスター・シティ:予想フォーメーション
FW スターリング、アグエロ、シウバ
MF シルバ、ロドリ、デ=ブライネ
DF ジンチェンコ、ラポルテ、ストーンズ、ウォーカー
GK エデルソン

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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