[PL]第7節 トッテナム・ホットスパー vs サウサンプトン

2019-2020 プレミアリーグ 第7節

Tottenham Hotspur 2 – 1 Southampton

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:7勝3敗1分(勝率:64%)

得点
24分:タンギ・エンドンベレ(Spurs)
39分:ダニー・イングス(Saints)
43分:ハリー・ケイン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ケイン
MF ソン(64’ラメラ)、エンドンベレ(77’ダイアー)、ウィンクス(93’ワニャマ)、シソコ、エリクセン
DF ローズ、フェルトンゲン、アルデルヴァイレルト、オーリエ
GK ロリス
sub:ガッサニーガ、デイビス、アリ、モウラ

サウサンプトン
FW ブファル(88’ロング)、イングス(83’オバフェミ)、レドモンド
MF ホイブュルク、ロメウ、プラウズ
DF ヴェステルゴー(89’アームストロング)、吉田、ベドナレク
GK グン
sub:ルイス、バレリー、ダンソ

退場の瞬間には色々諦めましたが、よく頑張りました。

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よく、勝ち越したよ

ミッドウィークから11人全員を入れ替えて、プレミアリーグに戻ります。去年は長いこと野戦病院状態で、カップ戦でも総入れ替えは難しかったのだから、今はまだマシです。相変わらずトリプルボランチなのは理解しにくですが・・・

これまでの4-3-1-2から若干工夫は見られました。ケインはワントップに近い形で前線に残り、ソンは左ワイドに張らせている。ここは今日は徹底していました。気がつくとセンター寄りになっているいつものソンが常にサイドからのスタートでした。そして中盤は極力ダブルボランチになるように全体を動かしています。エンドンベレが前に出れば、エリクセンが右目にポジションを取り、シソコが前に出ればエリクセンは中央でプレーする。変則型の中盤です。ウィンクスは基本アンカーとして中央の後方でバランスをとっていました。

これは割と面白い試みだと思いました。でもこの試合効いていたのはボランチの動きではなくソンのポジショニングでした。相手のスリーバックの大外から仕掛けていけるように狙っていて、それを捕まえられていなかった。サウサンプトンはこちらの最近の試合を研究して、出来るだけ前から奪いに行こうとしてくるので、むやみに5バック状態になってこないせいです。ソンも中央の渋滞の中にいるよりはイキイキとしていて、2ゴールに大きく貢献してくれました。

珍しくサイドから崩して気持ちよくゴールを奪ったのも束の間に、オーリエがわずか4分間で2枚目のイエローを受け、31分に退場しました。ボールが外に出たと言うセルフジャッジから冷静さを失ってしまったようですが、オーリエの頭の悪そうなミスは今に始まったことではありません。ここ最近いいプレーを見せていた税金のようなものです。甘んじて支払いましょう。

さらにロリスの謎のクライフターンから痛恨の失点を喫しましたが、皆さんどう思いました?がっかりしました?僕は特に無感情でしたよ。なんか覚悟ができていました。今日も快勝ゲームは見られないだろうと思っていたから。

退場者を出してキャプテンのミスで失点して、また逆転されるんだろうなと少し悲観的になっていたところで、久しぶりに攻撃陣が火を吹きました。サウサンプトンが今がチャンスとばかりに前がかりになっていた瞬間を見逃さなかった。ケイン、ソン、エリクセンの3人だけで速攻を決めてくれた。正直これ以外の形ではゴールの可能性はなかったし、時間が経つほどに攻めに回すスタミナはなかっただろうから、時間的にもこれ以上ないタイミングでした。いくつかカウンターを放って警戒される前に1発目で決められたのは本当に大きかった。

擁護できないミスをしてしまったロリスも後半には鋼のメンタルを持って好セーブを連発してくれた。別に帳消しとは言わないけど、シュートストップの技術はさすが。時々やる失点に直結するミスに慣れてしまっていないでしょうね。と、疑いたくなるくらい強い心の持ち主です。

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まだまだだから

ようやく3勝目を上げられました。連勝はまだない。
今日だってはっきりいって負けゲームです。戦前の予想通り、サウサンプトンの攻撃陣の決定力に救われただけ。ケインやウィンクスは本当によく走っていて、個々の選手への不満は少ないけど、連携が上向いているとはまだ言えない。オーリエの退場でやることが明確になってそれなりにまとまることができたと言うだけです。

しかしやっと勝てたことは大きい。勝っていると課題が見えにくくなることもあるけれど、結果が出なければ自信が失われてしまう。今はそうなる寸前だったと思うので、10人で勝ち切れたと言うことには意味があると思います。

ベンチに目を向けると、名前だけならスタメンでもおかしくない選手が揃うようになっていて、ラメラはまだポジション争いができているけど、かつて不動のレギュラーだったデレ・アリと出場すれば結果を残すルーカス・モウラあたりの不満の種が芽を出さないか心配になってきました。ワニャマなんかはなんで毎試合出られているのかわからないような出来ですしね。

過密日程も一応今週末で一区切りです。次はチャンピオンズリーグのバイエルン戦です。一体このチーム状態でどこまでやれるのか。いつもより少なめのワクワク感で待っていますよ。

2019-2020シーズン 試合結果一覧

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