[FA]5回戦 エヴァートン vs トッテナム・ホットスパー

2020-2021 FAカップ5回戦

Everton  5 – 4 Tottenham Hotspur

Stadium:グディソン・パーク

得点
 4分:ダビンソン・サンチェス(Spurs)
36分:ドミニク・キャルバート=ルーウィン(Toffees)
38分:リシャルリソン(Toffees)
43分:ギルフィ・シグルズソン(Toffees)
45+3分:エリク・ラメラ(Spurs)
57分:ダビンソン・サンチェス(Spurs)
68分:リシャルリソン(Toffees)
83分:ハリー・ケイン(Spurs)
97分:ベルナルジ(Toffees)

トッテナム・ホットスパー
FW  ベルフワイン(53’ケイン)、ソン、モウラ(77’アリ)
MF ホイビュア、ラメラ(99’ヴィニシウス)、エンドンベレ(91’ウィンクス)
DF デイビス、アルデルヴァイレルト、サンチェス、ドハーティ(99’シソコ)
GK ロリス
sub:ハート、ロドン、タンガンガ、ダイアー

エヴァートン
FW ルーウィン(55’コールマン)
MF リシャルリソン、デイビス、シグルズソン、ドゥクレ、イウォビ(70’ベルナルジ)
DF ディニュ(107’ホルゲイト)、キーン、ミナ、ゴドフレイ
GK オルセン
sub:バージニア、タイラー、エンクンク、オニャンゴ

負けた試合で言うのもアレだけどさ。

最高に面白い試合だったわ。

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極上のエンターテイメント

 スパーズがケインをベンチスタートにした以外は両チームとも組める範囲でのベストメンバーで戦う5回戦になった。スパーズ側の離脱者はオーリエ、レギロン、ロチェルソ、ベイルかな。エヴァートンはピックフォード、アラン、ゴメス、ハメスが不在だった。どちらかといえば、エヴァートンの方が痛そうだ。ベンチも枠2つ空いていた。

 今日はケインがいない前半だったのに、2試合前とは全然チームの表情が違う。立ち上がりの入り方はおそらく今シーズン最高の出来で、珍しくエンジン全開で始まった。皆、前を向いてプレーしているし、動きも良く流動的。伏兵サンチェスのゴールでなんと4分に先制した。

 そこからも大きく変わらず、多少相手に握られる時間が来ても動じることなく、効果的な攻撃を繰り出していた。ソンの落としがずれたり、モウラのパスミスが目立ったりしてはいたものの、全体として流れはとても良い。ビルドアップにもストレスを感じることはほぼなかった。

 悔やむべきはこの試合も、失点に直結するミスを連発したこと。厳しいプレスを受けているのに繋ぐ選択をしたところ、ホイビュアのトラップミスを狙われて同点に追いつかれてからわずか7分で3失点もしてしまった。3点目もやや厳しい判定とはいえホイビュアがPKを与えてしまったものだ。

 見ていてこの展開はヤバイかなと前半を諦めそうになった矢先、今度はラメラが相手のミスを突いた。4点取ったうち、エヴァートンの守備陣に明確なミスがあったのはこの得点だけだ。

 しかしラメラは素晴らしかった。おそらくスタートは右サイドだったと思うんだけど、早い時間からトップ下の位置に変わると今日のラメラは無敵だった。延長前半に退くまで、攻撃の中心としてパスを引き出しドリブルで相手をかわしと、MVP級の動きを見せていた。これが維持できればロチェルソが戻ってきてもラメラは使われるぞ。

 両チーム合わせて9点も入った試合なのに、全く大味な感想を抱かない好ゲームだった。初めて負けた試合を見直したいと思った。もしあなたがハイライトしか見ていないなら、全部見てほしいと思う。少なくとも90分までは面白いから。

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敗因はミスとそれから・・・

 勝てる試合だったとも思わなければ、負けて妥当だとも思わない。スコア通り拮抗していた。ただやっぱり負けたなりに理由を探すとすれば、まずは直接的なミスの多さ。少なくとも1、3、5点目はプレゼントのようなもの。5点も取られちゃそりゃ勝てない。

 あともう一つは、最初から温存という形をとっていたケイン以外の途中交代の選手の貢献度だろう。エヴァートンはベンチにさえ選手を揃えられないくらい離脱者がいて、かつ早々にエースが負傷交代し、3枚した交代枠を使わなかったのに、そのいずれも効果的だった。

 決まっていたケインを除けば、90分以内で勝負をつけたい展開で起用されたのはデレ・アリのみ。これだって、全幅の信頼を置いてのものではないはずだ。およそ1ヶ月ぶりの出場だったが、特に何も残せなかった。囮になるような動きは繰り返していたし、右サイドでサポートに入った時のボールを呼ぶ動きは良かったが、ボールを持ってからが良くない。なんでもないパスを目の前の相手にカットされていては到底実戦では使えないよ。

 ヴィニシウスは最初は左サイドで出ていたが、やりにくそうなので途中から最前線に置かれていた。ボール、何回触ったのかな。いいプレーも悪いプレーも印象にない。もっと全力でボールを追ってくれよと思った記憶はある。

 そして残念ながら、最低評価はハリー・ウィンクス。延長の頭から出て30分、良いプレーは1つもなかった。本当に1つも。

 全くボールが足についておらず、トラップもキックも散々だった。加えて90分間エンドンベレを見た後だと、ビルドアップ時に真ん中に立っていてもボールを預けられないウィンクスはより小さく見えた。周りの選手からも明らかに信頼されていなかった。

 決勝点に繋がったトラップミスは致命的だけど、他にもトラップを狙われたシーンはあったし、早くにイエローカードをもらって厳しく行けなくなるわ、終了間際の謎のフィードに下手なミドルシュートと、完全にウィンクスの投入が試合を壊してしまった。良くないプレーをする選手は居れど、ここまでなことはなかなかない。出場機会の少なさに不満を漏らしていたらしいけど、こりゃしばらく使われまい。

 負けたことはまあ悔しいけど、負け方は良かったんじゃないのかな。これだけやってくれりゃFAカップ敗退には納得よ。全部勝ち上がったら4月だかに週4のスケジュールになるらしいし、そういう意味でも一つ荷物を降ろしておくのは悪くない。今のスパーズにはまだ、すべてのタイトルを狙える力はないからね。

 もう土曜日にはシティ戦だ。延長戦まで戦うことになったのは大きなダメージだが、先週の頭にまであった最低の雰囲気は脱したと思う。前向きに立ち向かおう。

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