[PL]第15節 トッテナム・ホットスパー vs ノリッジ・シティ

2021-2022 プレミアリーグ 第15節

Tottenham Hotspur 3 – 0 Norwich City 

Stadium:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
通算戦歴:47勝18敗6分(勝率:66%)  

得点
10分:ルーカス・モウラ(Spurs)
67分:ダビンソン・サンチェス(Spurs)
77分:ソン・フンミン(Spurs)

トッテナム・ホットスパー
FW ソン、ケイン、モウラ(80’ベルフワイン)
MF レギロン(22’セセニョン)、スキップ、ホイビュア、タンガンガ(62’ドハーティ)
DF デイビス、ダイアー、サンチェス
GK ロリス
sub:ゴッリーニ、ロドン、ウィンクス、エンドンベレ、アリ、スカーレット

ノリッジ・シティ
FW イーダ(69’サージェント)、プッキ
MF ウィリアムス、マクリーン、ギルモア(81’ソーレンセン)、レスメル(72’ドゥエル)、アーロンズ
DF ギブソン、ハンリー、オモバミデリ
GK クルル
sub:グン、カバク、ジャンヌリス、ルップ、キャントウェル、ツォリス

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個で上回った試合

 前節から中2日、どんなメンバー変更があるかと思いきや、体調不良で欠場となったエメルソンに変わってタンガンガが入った以外は同じメンバーが並んでいた。これはレンヌ戦で入れ替えるということなのだろうか。たしかにカンファレンスリーグのグループステージから100%本気メンバーでいかなければ突破できないようなら、大会に勝ち残っても日程で苦しむだけな気はするけれど。

 しかしウイングバックの2番手にタンガンガが選ばれるなんてドハーティはどれだけ信頼されていないんだろうか。ただ先発したタンガンガは慣れないポジションで攻守に中途半端だったし、途中からドハーティが入ってから右サイドが活性化したから、これからチャンスは貰えそうではあった。

 今日はブレントフォード戦で見せたようなプレスはしない方針らしい。ノリッジがスパーズに合わせるためにいつもと違うスリーバックを採用してきたせいで、プレスの掛け方が想定と異なってしまうせいかもしれないが、それにしてもノリッジのディフェンスラインは自由にボールを持てていた。

 今日はウイングバックのプレースタイルを考慮してか、攻撃は左に偏っていた。ソンが下がってボールを受けて、レギロンを高い位置に上げている左に対して、右はモウラは裏狙いする動きをこれまでよりは増やしていた。そこにパスを届けられる選手はいなかったから、あまり生きてはいなかったが裏を狙う姿勢は良かったと思う。

 結局のところ得点はモウラとソンの個人技に寄るところが大きかった。まあソンの方はそこまでの崩しはいい感じではあったから、それは褒められるところではあるが、内容的に3-0ほどの差はない試合だった。ボールを握るノリッジの決定力が足りないことに大いに救われた。

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ウイングバックを変えてみて

 エメルソンが出られずにタンガンガに代わり、レギロンの早々に負傷交代となりセセニョンが入った。プレミアで長めの時間プレーするセセニョンが見られたことはありがたいが、そもそもアップ中に違和感を覚えた箇所が結局ダメで22分に交代となるのはよろしくない。試合に出たい気合があると評価するわけにはいかないよ。

 そんなセセニョンは急な出場だったために最初はちょっと戸惑いも見えたが、総じて良いプレーをしていた。仕掛けていく姿勢は見られるし、縦だけでなくて内側へのドリブルも選択肢にある。もっともっと自信を持って思い切りの良いプレーが出来るようになるだけでさらに良くなるだろう。レギロンに頼りきりだったこのポジションにある程度の目処は立ったと言える。

 右のタンガンガは良くなかった。攻撃面では縦に運べないのでどうしてもそこで停滞してしまう。なら割り切って右は守備、左は攻撃のバランスにする案もないわけではないが、その割にはブランドン・ウィリアムスとの1対1に苦戦していた。妥当な交代であり、その後のドハーティはなかなか良かった。

 スピードがあるわけでも足技が上手いわけでもないのに、ウイングバックとしての振る舞いを理解しているドハーティが入ったことで右サイドの攻撃力が生まれた。サポートに来た選手をうまく使いながら自分がどんどん前に出ていくプレーはドハーティの真骨頂だ。コンテ体制になり周囲のサポートの距離が改善されたことで、ドハーティも今までよりイメージに近いプレーができたのではないだろうか。今日の出来ならエメルソンに次ぐのはドハーティだと思われる。

 レギロンもエメルソンもアクシデントで出られなくなっただけだが、この試合で他のウイングバックを試せたことはプラスだったはずだ。セセニョンとドハーティならある程度やれる。逆にタンガンガはまだウイングバックとしては難しい。他のポジションも少しずつこうやって試していけるといいとは思う。まずはレンヌ戦でアピールしてくれ。

2021-2022シーズン 試合結果一覧

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