2017-2018 UEFAチャンピオンズリーグ グループステージ第3節
Real Madrid 1 – 1 Tottenham Hotspur
Stadium:サンチャゴ・ベルナベウ
得点
28分:オウンゴール(spurs)
43分:クリスティアーノ・ロナウド(Madrid)
トッテナム・ホットスパー
ロリス、オーリエ、アルデルヴァイレルト、ダイアー 、サンチェス、フェルトンゲン、シソコ(89’ソン)、ウィンクス、エリクセン、ジョレンテ(80’ローズ)、ケイン
sub:フォルム、トリッピアー、フォイス、ウォーカー=ピータース、ジョルジュ
レアル・マドリー
ナバス、ハキミ、ヴァラン、ラモス、マルセロ、カゼミロ、モドリッチ、クロース、イスコ(87’バスケス)、ロナウド、ベンゼマ(76’アセンシオ)
sub:カシージャ、フェルナンデス、エルナンデス、ジョレンテ、セバージョス
注目の大一番、アウェーでのレアル・マドリーとの一戦は1-1の引き分けでした。
ドルトムントがアポエルと引き分けたため勝ち点差は6のまま、首位キープです。
ハイレベルなゴールキーパが輝く
4バックにも見えるメンバーでしたが、ハイライトを見る限り恐らく3バックですかね。
概ね予想通りかと思いきや、ジョレンテが先発でケインと2トップを組みました。
序盤からボールを握ったのはレアル・マドリー
4分にはマルセロのクロスが流れたところにハキミが飛び出して折り返し、ロナウドのヘッドがポストに当たり、フリーのベンゼマがつめるもゴール左に。左右に振られていてディフェンスも対応できていなかったので本当にこれはラッキーでした。
しかし先制は23分のスパーズ
真ん中で粘ったウィンクスからシソコからオーリエで右サイドを破り、グラウンダーの速いクロスにケインがヒールで合わせるとそれがヴァランに当たりオウンゴールになりました。素早くゴール前に攻め入った場面でしたが、2トップにしているおかげでクロスに2人が飛び込めていた。やはりどのチームでもジョレンテは警戒されますね。ソンと組むときとは違う良さがあります。
このゴールも王者を脅かすには至らず。
43分に人数のかかっているように見えた中央をパスで抜けられ、シュート体制に入ったクロースを倒してしまいPKを献上
ロナウドが得点ランクトップに並ぶゴールを決めました。マルセロ、イスコ、モドリッチ、ベンゼマとパスが繋がりましたが、どこも強く寄せきることができず。ファールしたのはオーリエですが、ちょっとこれは悪い癖なのかな?遅れ気味に後ろから狩る形になるタックルでこの間もPKを与えてました。
ここからは世界最高レベルのゴールキーパーの競演です。
54分には左からのクロスにドフリーで飛び込んだベンゼマのヘディングをロリスが片足に当ててはじき出します。再現しろと言われてもできないくらいギリギリのプレーで見せました。
続いてはウィンクスのドリブルをカットされてからの繋ぎがロナウドの元に、強烈なシュートでしたがこれもロリス、左手一本
すると今度はナバスのターンに。ロリスのロングボールをジョレンテが競り勝ちエリクセンからリターンを受けてフリーのケインにスルーパスを通すと、キーパーと一対一になりますが、シュートはナバスの指先に当たりゴールならず。続けざまにロリスのフィードをジョレンテが競り、一発で抜け出したエリクセンが強烈にニアを狙うも再びケイラー・ナバス
これほど両チームのキーパーのレベルの高い試合はそうそう見られないでしょう。
この戦いは自信になる
朝起きたら3-0で負けていたなんていうことも覚悟していただけに嬉しい誤算でした。
もちろん勝てればよかったし、選手たちはそのつもりでいたでしょうが、敵地での引き分けはとても大きい戦果です。それにお互い様とはいえ万全とはいえないメンバーの中で。
新しい形を試し、それもある程度通用することがわかったことは好材料ですね。
そして触れるの忘れてましたが、ここでダニー・ローズが復帰しました。動きがどうだったのかはちょっとわかりませんけど、かなりの朗報であることは間違い無し。まだフル出場できるコンディションにはないとのことでベンチからの出番でしたが、不在のうちに存在感を増しているベン・デイビスとの争いは一層高いレベルになると思われます。
デンベレやワニャマも戻ってくるし、アリの出場停止処分もここまで。レアルをホームに迎える来月の戦いは勝利をも期待して見られそうです。
レアルとここまでやれたことはそれだけで大きな力になる。まだまだ厳しい戦いが控えているので強い気持ちを持って乗り切ってもらいたい。