[CL]ラウンド16 2nd トッテナム・ホットスパー vs ユヴェントス

2017-2018 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦 セカンドレグ

Tottenham Hotspur 1 – 2 Juventus

Stadium:ウェンブリー・スタジアム

得点
39分:ソン・フンミン(Spurs)
64分:ゴンサロ・イグアイン(Juventus)
67分:パウロ・ディバラ(Juventus)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、トリッピアー、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、エリクセン、ダイアー(74’ラメラ)、アリ(86’ジョレンテ)、デンベレ、ソン、ケイン
sub:フォルム、ローズ、ワニャマ、シソコ、モウラ

ユヴェントス
ブッフォン、バルザーリ、ベナティア(61’リヒトシュタイナー)、キエッリーニ、サンドロ、マトゥイディ(60’アサモア)、ケディラ、ピャニッチ、コスタ、イグアイン(83’ストゥラーロ)、ディバラ
sub:シュチェスニー、ルガーノ、マルキージオ、ベンタンクール

先制ゴールを奪い、突破を目前にするも、わずか3分間で逆転を許し敗戦です。

さすがユヴェントスという試合にしてしまいました。

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悪夢の3分間

ユヴェントスは本物の強豪チーム。そんなことはわかっていました。セリエAを6連覇中、コッパ・イタリアも3連覇中、そしてチャンピオンズリーグでは昨年のファイナリストです。グループステージを1位通過したことで、他のグループの2位通過のチームと当たることになる権利を手にした中で、最悪と言っていいくじ運でした。2位通過のレアルはパリ・サンジェルマンを引いていたので、グループHが「死のグループ」だった所以は突破後にあったようです。

ユヴェントスはファーストレグの時には不在だったディバラやマトゥイディという主力選手が戻ってきています。しかし、試合を優勢に進めたのはトッテナムの方でした。前回はラメラにスタメンを奪われていたソンがこの試合も躍動します。「絶好調のソン・フンミン」というニュース記事をよく見かけますが、この1年のプレーをずって見ている側から言わせてもらうと、彼にとっては普通のことのようです。ケインやアリが隣にいるおかげで取り上げられていないだけで、もっと評価されるべきクオリティを見せ続けてくれています。スパーズらしいパスワークで鉄壁の守備陣を崩し、ソンのゴールで1-0。試合展開を考えてもスパーズの勝ち抜けの可能性は相当なものだったはず・・・

ソン・フンミンと対峙する右サイドバックには本来センターバックのバルザーリが入っていました。序列の問題であるのかソンへのリスペクトなのかわかりませんが、とにかくあまり機能していなかったようです。そこで後半、アッレグリは大きく動きます。左サイドバックにクワドゥ・アサモアを投入し、1分後にはバルザーリをセンターバックに移して、右にはシュテファン・リヒトシュタイナーを投入します。サイドの修正を図ったことで状況は一変。そのリヒトシュタイナーのクロスからイグアインの同点ゴールが生まれると、わずか3分後にイグアインのスルーパスが見事に中央を割り、エース、ディバラの一撃に沈むことになりました。

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何がこの差を生むのだろうか

『経験の差は大きかった』ほとんどの記事がこの論調でした。
経験とはなんなのでしょう。ここ数年は大きく変わらないメンバーで戦っているし、チャンピオンズリーグも2年連続。プレミアリーグではヨーロッパ屈指の強豪たちと優勝を争ってきました。それでも勝てない、勝ちきれない。レアルに勝ち、ユヴェントスをここまで追い詰めたとなると、やはり一発勝負ではどこのチームとやれる力があることを示せました。それでも真に生き残りがかかった試合では一流のクラブにはかないませんでした。

ファーストレグを2-2で折り返し、セカンドレグをホームで迎えられたチームの勝率は83%というデータがあるようです。それを持ってもダメだった。去年のパリ-バルサほどの負け方ではないけれど、一晩たっても悔しい気持ちが残っています。いけると思っていたから。経験というものがヨーロッパでの戦い、や一発勝負の数で培えるものであるならば、継続していくほかはありません。

今年狙えるタイトルはFAカップだけになりました。でも、プレミアリーグも落とせない戦いが続きます。また来年もこのアンセムを聞きたいのなら、下を向く暇はありません。挑戦を続けていこう。

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