[CL]GS第1節 インテル vs トッテナム・ホットスパー

2018-2019 チャンピオンズリーグ グループステージ第1節

Inter 2 – 1 Tottenham Hotspur

Stadium:スタジオ・ジュゼッペ・メッツァ

得点
53分:クリスティアン・エリクセン(Spurs)
86分:マウロ・イカルディ(Inter)
92分:マティアス・ベシーノ(Inter)

トッテナム・ホットスパー
フォルム、オーリエ、サンチェス、フェルトンゲン、デイビス、エリクセン、ダイアー、ラメラ(72’ウィンクス)、デンベレ、ソン(64’モウラ)、ケイン(90’ケイン)
sub:ガッサニーガ、ウォーカー=ピータース、ワニャマ、ジョレンテ

インテル
ハンダノビッチ、スクリニアル、ミランダ、デフライ、アサモア、ベシーノ、ナインゴラン(89’パレロ)、ブロゾビッチ、ポリターノ(72’ケイタ=バルデ)、イカルディ、ペリシッチ(64’カンドレーヴァ)
sub:パデッリ、ベルニ、ラノッキア、ダンブロージオ

ゲームはコントロールできていたと思います。
最後の勢いに押されてしまった。
逆転で公式戦3連敗です。

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受け入れ難いこの結果

7年ぶりのCLとあって、スタジアムはまずまずの入り。試合前にアンセムがかかった時には小さく歓声が上がり、最後には曲に合わせて「チャンピオーンズ!」の合唱が生まれました。雰囲気はとてもいい。そういえばチャンピオンズリーグの試合は去年まで見られない環境だったので、スパーズがCLの舞台に立つのを初めて見ました。チャンピオンズリーグアンセムを聞くとテンションが上がるのはサッカーファンの証でしょうか。

はじめに言っておきますが、この試合の出来をとにかく批判しようとは思っていません。試合が進むにつれ、まさか負けて帰るとはみんな思わなかったはず。調子の悪い中で精一杯やったんだと僕は見ています。冷静に振り返りましょう。

互いにフォーメーションは4-2-3-1。立ち上がりから激しくプレッシャーをかけてくるインテルに合わせて前線からのプレスをかけあう展開になりました。もっとも、スパーズ側はいきり立ってボールを追うというよりも、下がりすぎないことが結果的に前プレスになっていたと言った感じで、やや省エネモードのハイプレスです。この試合を面白くしたのはそのハイプレスに対してお互いに繋ぐ意志を見せたこと。慌てて前に蹴るシーンは少なくて、キーパーまで含めてプレスを交わしにかかりました。

今日もロリスではなくフォルムでしたが、ロリスの不在を感じる試合だった。ちなみに2失点ともキーパーに非はない。そこではなくビルドアップの時のこと。ロリスも足元のうまい方ではないし、ボールの扱いだけならどちらもさほど変わらないけど、フォルムの方が判断が遅く、かつ丁寧に丁寧に蹴ろうとするので次に出すところがわかりやすい。さらに今日はインテルが前から来るので、なかなかフォルムのつなぎは助けになれていなかった。あと、裏に抜けてくるパスに対してロリスは出来るだけ前で処理をする、フォルムはリスクを冒さないという違いがあったが、DF人がロリスのタイミングに慣れているので、出てきてほしいところで出てこないことがDF人をやりにくくさせてしまっていました。

中盤のボールの扱いはスパーズの方が上手らしく、次第にポゼッションはトッテナム。それと攻撃の仕方を見ても、無理せず時間を作るスパーズに対し、インテルは攻め急ぐのでボールは回収しやすかった。エリクセンのゴールは意外な形で生まれたけど、最後の最後までまさか負けるとは思わなかった。ケインにもイカルディにもほとんどシュートチャンスはなかったのに、追いつきたい場面でゴール前に走りこまずに待ったアイデアと、あの難しいボレーを決めて見せたエース兼キャプテンの一撃は勢いづかせるには十分でした。

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采配に問題なし

リヴァープル戦から変わって入ったのはオーリエ、デイビス、ラメラ、ソンの4人。特にオーリエは良かったんじゃないですね。左は二人ともパッとしないので、右トリッピアー、左オーリエも見てみたいなと思えるほど、対人プレーも前への推進力も力強さがありました。ソンを左に張らせたおかげで幅のある展開ができていた。デイビスはサポート重視でしたが、あれは与えられた役割だから問題なし。

負けてしまったがために意見の分かれるケインからローズの交代ですが、すでに前に出られていなかったチームの状態を見てアウェーの地で手堅く1ポイントを持ち帰るのは定石と言ってもいいはず。しかも今のチーム状態を鑑みると底力が出てくる希望は非常に薄かった。またしてもセットプレーで失点をしたことになら批判されてしかるべし、ただ、消極的にも見えた守備的な采配は僕には理にかなったものに思えました。ちなみにウィンクスの投入もリヴァープル戦で散々だったスリーポランチにする交代ではなく、右サイドハーフでの投入だったはず、ほどなくしてデンベレが足を引きづり出したために、ダイアーと並ぶ位置に入りましたが。

終わった時は半ば呆然となる怒涛の展開に感情はぐちゃぐちゃです。次節はホームバルセロナと。あと2週間のうちに立て直していけないと、正直話にならない試合になるでしょう。毎年一度はやってくるスランプ期、これを乗り越えたら強いチームが戻ってくると信じています。ワールドカップのベスト4が決まった時から、厳しいシーズンの序盤になることはわかっていたでしょ。まだまだ取り返すチャンスはある。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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