[PL]第14節 アーセナル vs トッテナム・ホットスパー

2018-2019 プレミアリーグ 第14節

Arsenal 4 – 2 Tottenham Hotspur

Stadium:エミレーツ・スタジアム

得点
10分:ピエール・エメリク=オーバメヤン(Arsenal)
30分:エリック・ダイアー(Spurs)
34分:ハリー・ケイン(Spurs)
56分:ピエール・エメリク=オーバメヤン(Arsenal)
74分:アレクサンドル・ラカゼット(Arsenal)
77分:ルーカス・トレイラ(Arsenal)

トッテナム・ホットスパー
ロリス、オーリエ、フォイス、フェルトンゲン、デイビス(82’ローズ)、シソコ、ダイアー、エリクセン、アリ(79’ウィンクス)、ソン(79’モウラ)、ケイン
sub:ガッサニーガ、アルデルヴァイレルト、ウォーカー=ピータース、ラメラ、ジョレンテ

アーセナル
レノ、パパスタソプーロス、ムスタフィ(71’グエンドゥジ)、ホールディング、ペジェリン、トレイラ、ジャカ、コラシナツ、ムヒタリアン(46’ラムジー)、イウォビ(46’ラカゼット)、オーバメヤン
sub:チェフ、リヒトシュタイナー、エルネニー、ナイルズ

ダービーらしい激しいゲームでした。
しかし結果は残念なものに・・・

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崩壊したディフェンスライン

2018-2019シーズン最初のノースロンドンダービーが始まりました。ここ数年はトッテナムが上、アーセナルが下なシーズンが続いておりましたが、エメリの就任により息を吹き返したアーセナルと3ポイント差で迎える熱いダービーシチュエーションになりました。エミレーツのサポーターの作り出す雰囲気は開戦から凄まじく、スパーズ陣営は圧倒されてしまいました。どうやら今年交代したのはベンゲルだけではないようです。

両者ともに最近発明し、うまくいっている布陣を採用してきました。スパーズは4-3-1-2で、アーセナルは3-4-3です。ハイテンションな立ち上がりになるもペースは完全にアーセナルのもの。スリートップがうちのディフェンスラインに強力なプレッシャーをかけると、全くボールを運べなくなり、早めに引っ掛けられてはショートカウンターの繰り返し。さらにウイングバックの動きに対応できず、サイドで優位を作られてサンドバック状態になりました。

連戦のアルデルヴァイレルトに代わって今日もフォイスが起用されましたが、完全に裏目に出ました。明らかに自信なさげな表情を見せ、パスを引っ掛けまくり、3点目につながる痛いパスミスも献上する羽目に。もっとも、序盤のバタバタからしばらくするといいプレーも見せていたし、何よりこれまでこんなに強い圧のかかる試合を経験したことはないだろうから、選ばれた中でよくやっていたのではないでしょうか。少なくとも最後にセンターバックに入ったダイアーよりは良かったと思います。

壊滅的だったディフェンスラインはフェルトンゲンが大ブレーキになりました。どう見ても引っ張る立場にいるはずが、フォイス同様に慌てたプレーが目立ち、謎のハンドで先制につながるPKをプレゼントすると、最後には2枚目のイエローで退場する始末。悪質なスライディングではなかったので運もなかったけど、フェルトンゲンがこれではどうにもなりません。デイビスはいつも通りのプレーだったけど、そもそもの力量不足を露呈し、個人的にワーストだったオーリエは攻守にポジショニングが悪く存在感は希薄で、たまにボールに触ればパスを引っ掛けるか無謀なドリブルで奪われてばかり。最後まで試合に入れていませんでした。

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リフレッシュの必要がある

20分まで何もできずにいたものの、後ろでの繋ぎを一旦捨てて、前線に蹴り込むスタイルに変更すると、ペースを握るとまではいかないもののあっとういう間に逆転弾を叩き込みます。そこから前半はややスパーズよりの流れで推移するも、後半エメリが動いてきた。ハーフタイムでの2枚替えで前線の形を変えると、またしても強烈なプレッシャーが復活し、あれよあれよと3失点。途中から3バックに変更し対応を試みるも、むしろ前に人がいなくなったことでさらに後手に回る結果になりました。交代選手が活躍したアーセナルに対し、スパーズの途中投入の選手はほとんど何もできていませんでした。

オーバメヤン、ラカゼット、ラムジーによるプレッシャーを軽減するためのスリーバックだったと思うのですが、アーセナルはムスタフィの負傷により4-3-3のような形に変えてきていて、ダイアーの抜けた中盤の強度が下がり、好きなようにやられる結果になりました。これは結果論だけど、グエンドゥジが入ったあたりでダイアーを戻すべきだったと試合中から感じていました。しかし戦術の引き出しの少ないベンゲルとはやはり違う。アーセナルは強くなりました。

テンションの高い試合になるように仕向けてきたアーセナルの勢いに最後まで押されてしまった格好になりました。強豪との連戦の続いたトッテナムは最後に振り絞る気力は残っていなかったみたいです。またミッドウィークにも試合はあるけど、少しずつ選手を休ませていかなければこの先乗り切れなくなると強く感じました。悔しい試合だったけど、3連敗も十分にあり得たこの一週間を2勝1敗なら上出来でしょう。また順位は5位に戻ったけど、引き離されてはいないから。

2018-2019シーズン 試合結果一覧

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